ハッシュ戦争で強い懸念を示すSBIがビットコインキャッシュに注力する理由

ハッシュ戦争で強い懸念を示すSBIがビットコインキャッシュに注力する理由
マイニング事業を行っているSBIホールディングスの北尾代表は、株主に向けたインフォメーションミーティング内で、ビットコインキャッシュのハードフォーク問題やハッシュ戦争について懸念を表明しました。
どのような内容なのか、また今後のマイニングやビットコインキャッシュについて解説していきます。

ハッシュ戦争に対しての危機感を語る

ハッシュ戦争に対しての危機感を語る
先日行われた株主向け説明会において、SBIホールディングスの北尾代表は仮想通貨暴落を引き起こしたビットコインキャッシュのハードフォーク問題、そしてハッシュ戦争について語りました。
北尾代表が語ったのは、政府の援助によって中国で産業向けの電気料金が安くなったことからビットコインマイニングが一気に加速していき、これによってマイニングで得られたビットコインの取得者が中国の法定通貨への交換を避けて米ドルに換えた動きがあったことや、この動きを問題視した中国政府が仮想通貨そのものの規制を強め、その結果取引所を取り締まった経緯についてです。
その後、マイニングによって資産を築いた中国人が合意のなきハードフォークを行ったことが今回の出来事のきっかけという認識を持っていることを語りました。
そして、周囲まで巻き込んだハッシュ戦争となったことが仮想通貨のイメージ低下になったこと、そしてビットコインの暴落となったとの考えを表明しています。

SBIがビットコインキャッシュに注力する理由

SBIがビットコインキャッシュに注力する理由
SBIホールディングスは、2017年8月にSBI Cryptoを設立して、主にビットコインマイニングを海外で積極的に行っていました。
しかし、その年の10月にはマイニングプールのシェアにおいて上位6プール中の5プールで中国系マイナーが占めていることを危惧していて、マーケットの不安定性を取り除くことが必須だと強調しています。
2018年の夏にはビットコインキャッシュにさらに注力する理由として、特定の地域に偏在するマイニングの状況を改め直し、さらなるデジタルアセットエコシステムにおける機能補強や、取引承認者としてビットコインキャッシュの発展に役立てることとして、取り組んでいくことを表明しています。
実際に取り組みを進めていった結果、2018年4月時点での採掘シェアを5.6%にまで拡大させて、さらにマイニング拠点を増やしてトータルシェアを3割にすることを目指すと語っています。

立場的に今回の問題をそのままにしておくことができず、厳しい言葉で批判したことになりましたが、マイニングはもちろん、仮想通貨市場全体を健全な場にするための取り組みを行うことが、今後の決意表明という形になったミーティングでした。
今後ビットコインやビットコインキャッシュを含め、仮想通貨はどのように変化していくのか、動向を見守っていきましょう。